
Coffee Break (コーヒーブレイク) ちょっと一休み
わたしの家にテレビが来たのは、(『両親が買ったのは』が正しい)確か、小学校に上がる前、つまり幼稚園に通っていたころだと思います。昭和33年か34年だったのではないかと思います。
「ルート66」のテレビドラマは1960年から始まっています。小学低学年だったせいか、スポーツカーに二人が乗っていて、なんだかカッコ良かった、それしか覚えていませんが、敗戦国の子供としては、アメリカの富や豊かさを見せつけられ、憧れてしまったのは無理もないことだったかもしれません。
成長していけば、なんだかんだとアメリカ批判も出てきますが、未だに、こうやって、それはそれとして懐かしがっているわけですから、「アメリカ」と一言で言っても、あらゆる側面があり、まさに一時期のジャズやポップスに象徴される文化は魅力があったことは間違いありません。
ブラウン管の白黒テレビは、お座敷に置かれ、座布団に正座して電気を消して見ました。だらしないカッコウをしてみたら、テレビに失礼かのような、何に失礼なのかよくわかりませんでしたが、そんなふうにしっかりと見ました。
今思うと、映画館では暗くなりますから、それを真似たのでしょうか。
そして、ジョージ・マハリス主演の「ルート66」を見るのが楽しみでした。
【ジョージ・マハリスのハスキーでワイルドなルート66】