カサブランカ / 映画・主題歌【アズ・タイム・ゴーズ・バイ】ボギー

 

たまにもう一度見てみたくなる「ハンフリー・ボガート」の顔

背が高くて肩幅広く、足がすらっと長くて顔をどこから見ても端正な顔立ち。いわゆる、二枚目俳優は数多くあれど、「ハンフリー・ボガート」ほどのカッコよさはなかなかいません。なんでしょうかねえ。

 

どう表現すれば、その魅力を語ることができるのでしょうか。つまり、ただただ言えるのは、時々、見たくなる顔と聞きたくなる声・しゃべり方だということです。久しぶりに「カサブランカ」を見てみました。

 

私も昔は映画や様々な悪影響からタバコを吸っていましたが、なんとまあ「リック」の良く吸う事!昔はそのカッコよさしか目に入りませんでしたが、何十年も前に私は禁煙をしたせいか、今回は、たばこの演技も、あまりカッコよく見えませんでした。

 

物の見方、映画の見方というのは、見るたびに変わっていくものだと思いました。

挿入歌「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」

イングリッド・バーグマン扮するイルザが、リックの店に来て、ピアノ弾きのサム“Play it, Sam. Play ‘As Time Goes By.”で歌われた歌です。

 

このイルザの夫、「ラズロ」のモデルとなったのが、EU(欧州連合)の父と言われる、「リヒャルト・クーデンホーフ・カレルギー」です。父親はドイツの伯爵、「ハインリヒ・クーデンホーフ・カレルギー」、母親は日本の「青山みつ」。日本名は「青山栄次郎」です。

 

そう言えば、後になって考えてみると、なんとも政治色の強い映画だったのだと、ハリウッドの商魂たくましさとヒットさせるために集う才能の豊富さには感心しました。

 

ハリウッド映画の戦略にしっかりとはまってしまった、戦争を知らない子供たちは、燦然と輝くスターたちの魅力に幻惑され、その背後に隠された真実を見ることもなく、今日も「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」を口ずさみながら、単なる男女のロマンスを想像して聞いていました。(これって、私だけなのでしょうか)

 

これはあくまでも私の若かったころのこの映画や歌に対する印象で、ただの勉強不足、無知だったのかもしれません。いつまでたっても、正しい知識を得る勉強は大切ですね。

サミー・デービス・ジュニアによる傑作モノマネシリーズ

(名前を聞いてすべての映画や歌声をすぐにわかる人は、無条件で尊敬します)