マイウエイ【フランク・シナトラ】カラオケ/上手く歌う方法

 

カラオケで歌われるとウンザリする曲

 

近所のカラオケの店に行くと、フランク・シナトラの本人映像を背景に選び、「マイ・ウェイ」を歌います。ほとんど娘に誘われていくので、この「マイ・ウェイ」をとことん感情移入して朗々と歌っても、全く娘からヒンシュクを買うことはありません。

 

恐らく私の「マイウェイ」に慣れている、だけではなく、あきらめているのでしょう。娘以外にも、留学生の女の子たちを連れて行くときも、必ず歌っていました。

 

でも誰も、嫌がりません。私のおごりなのでいやな顔はできないでしょうねえ。

 

最近ユーチューブで或る番組を見ていたら、「カラオケで歌われるとウンザリする曲」の中になんと「マイウェイ」がトップに入っていました!

 

そんなこと考えたこともなかったので、驚きました! 少々、面白がって誇張して言ってたのだとは思いますが、どういうことなのでしょうか。つまり自己満足、自己陶酔、が聴いてられないってことでしょうか。

 

なんとも、愛のない話ではありませんか。音楽というのは、万人のためにあるのであって、歌唱の才能を持って生まれた人たちのためだけのものではありません。

 

 “My Way” カラオケで何度も練習する

 

https://youtu.be/tAEek8nO11c

(マイ・ウェイ カラオケ)

 

 

でもやはり、どんなにウンザリされるとしても、歌いたいんですよ!「マイ・ウェイ」は本当にいい歌ですからね!

 

では自分なりに少しでもうまく歌えるようになるには?というお話しです。

 

歌詞を朗読・暗記する(正しい発音)

 

ほとんどの人が、ヒット曲を何度か聞いているうちに「いい歌だなあ」と思って自分も歌いたいと思うようになります。そして、今はどこにでもカラオケボックスがありますので、突然歌い始めると思います。しかし、友人と一緒に行くと、どうしても一回しか歌いませんから、練習になりません。

 

練習を全くしないまま、次にまたカラオケに行って一回だけ歌うわけです。このように、うまく歌えない部分を何度も練習することもなく、ましてや英語の発音を改善することもなく、同じレベルで歌い続けると言う形になります。

 

この「歌詞の朗読」という大切な練習方法を省いていると思います。というよりも、「朗読してみよう」と考えたこともないかもしれません。

 

 

小学生の頃から、私たちは「音読」「朗読」が宿題に出されて、何十回となく国語の教科書の小説や詩、エッセイなどを音読することによって、母国語の 正しい発音 を身に着けてきました。

 

今、記憶を辿ると、音楽の時間の歌を覚えるときはどうだったでしょうか。少なくとも私の記憶では、国語の時間のような、曲の歌詞の朗読  はさせられなかったと思います。

 

日本語で歌うならそれでも発音などに問題を感じないかもしれませんが、やはり外国語である英語の歌詞を正しく歌いたいと思うなら、この「朗読」が欠かせません。イントネーションや発音を学ぶだけでなく、その歌詞の思いをかみしめながらゆっくりと朗読、そしてできる限り、暗記するようにしましょう。

 

 

 歌う時の姿勢・心構え

 

 

ただ一人として同じ顔や声の人がいないのと同じように、ただ一人として、他の人と同じ人生を歩む人はいません。ひとたび人間として生まれて来たなら、すべての人に、「マイウェイ」があります。なにも、フランク・シナトラやエルヴィス・プレスリーだけが、感動的な「マイウェイ」を歩んできたわけではありません。

 

たまたま、そこのその場所で、その両親のもとに生まれた、数限りない「マイウェイ」が存在するのですから、 自信を持って、他者とは比較することなく、自分の「マイウェイ」を歌いましょう。

 

ではどのように歌うか?

 

カッコつけず

上手く歌おうとせず

向こうを唸らせたい、などと思わず

美しく歌いあげたい、などと思わず

させよう、などと思うことなく

 

ただ、心のおもむくままに、

大切に歌いましょう!

 

そうすれば、あなた自身の、他のだれのものでもない

「マイウェイ」を歌うことができ、その心意気に、聞いてる人も、自分の人生に照らし合わせながら、きっと「いいなあ」と心を揺さぶられることでしょう。

皆さんはいかがでしょうか。どんな、「マイウエイ」 を歌いますか。

 

 

フランク・シナトラ(Frank Sinatra)(Francis Albert “Frank ” Sinatra) 通称(ザ・ヴォイス)
1915年12月12日生ー1998年5月14日(82歳没)
アメリカ合衆国ニュージャージー州ホーボーケン出身
カリフォルニア州ロサンゼルス死没
20世紀を代表するアメリカ合衆国のジャズ歌手、ポピュラー歌手、映画俳優
主な出演映画 
私を野球に連れてって Take me Out to the Ball Game(1949)
踊る大紐育 On the Town(1949)
地上より永遠に From Here to Eternity(1953)
黄金の腕 The Man with The Golden Arm(1955)
上流社会 High Society(1956)
八十日間世界一周 Around the World in 80 Days(1956)
オーシャンと11人の仲間 Ocean’s Eleven(1960)
ザッツ・エンターテインメント That’s Entertainment!(1974)

 

 

ポール・アンカ / エルヴィス・プレスリー の「マイ・ウェイ」

 

 

「マイ・ウェイ」は多くの歌手に歌われています。その中でも、やはりその個性と存在感と他の何者にも似ていない、まさに ”One and Only” な「マイ・ウェイ」と言えば、この人です。

 

子供の頃に、「ダイアナ」を作詞作曲して自ら歌い、スターとなったのが16歳。今や、ユーチューブで自由にその魅力を楽しむことができるようになりました。

 

恐るべし16歳のポール・アンカから数十年たったまさに円熟の境地のポール・アンカの「マイ・ウェイ」をご一緒に楽しみましょう。

 

 

最後にエルヴィスの「マイ・ウェイ」も聴いてみましょう。

エルヴィスの人生もまさに、「ヒズ・ウェイ」でした。フランク・シナトラが歌ったのは60代、ポール・アンカは50歳前後、エルヴィス・プレスリーは42歳で亡くなったので、30代のころの歌唱ですが、決して、若い人には歌えない歌 ではないのかもしれません。

 

(今はどこを探しても見当たらなくなってしまいましたが、「朱里エイコ」も20代前半のLPの中で、素晴らしい「マイウエイ」を残しています)

 

プレスリーはエンデイングの「マ〜〜ィ ウェ〜〜イ!」と高音へと音を上げて歌っています。フランクシナトラは、そのままの音で。

 

そして、ポール・アンカのエンデイング 「マイウエイ!」と延ばさずに発音通りの「マイウエイ」 がとても新鮮で心に響きました。